Infomorph Live

~VR会話サービス~

概要

Infomorph Liveは360度映像を閲覧しながら会話できるサービスです。360度カメラRICOH THETA V、RICOH THETA Z1に専用プラグインをインストールすることで利用できます。RICOH THETA Xをご利用の場合はこちらをご参照ください。管理ページでTHETAを登録すると、専用のURL(Web会議のURLに相当)が発行されます。そのURLにアクセスすることで遠隔地からTHETAの映像を見たり、THETAを持っている人と会話することができます。

ライブストリーミングを開始するのはとても簡単です。 THETAをインターネットに接続した後、プラグインを起動するだけでライブストリーミングが始まります。 システムにはWebRTCを使用しています。 WebRTCはWeb会議システムなどで利用される双方向通信技術です。 そのため、THETAを持っている利用者とWebブラウザやVRゴーグルの利用者の間で会話することが可能です。

<使用上の注意>

本サービスはプレビュー版として個人向けに無料で提供しており、同時接続数と連続利用可能時間を制限しています。また、事前の通知なしに停止または仕様が変更される場合があります。

通信にはHTTPSを利用することに加え、基本的にP2P(pear to pear)で接続されます。P2P接続できない場合のみ、クラウド上のTURNサーバーを中継します。通信しているデータを弊社で閲覧することはありません。また、ブラウザで接続数(Web会議でいう参加者数に相当)を確認できます。1つのブラウザと1つのTHETAで接続を設定している場合、接続数は2と表示されます。これにより意図せぬ参加者が閲覧していないかどうかを確認できます。また、THETAと結びついたURLは変更することが可能ですので、もしも意図せぬ参加者が参加していることがわかった場合はURLを変更されることをお勧めします。

ビデオの解像度やフレームレートは、ネットワーク環境に左右されます。最大4K30fpsで通信可能です。

もしも不特定多数に長時間配信する場合は、リコーが提供するYouTubeライブストリーミングプラグインを使用することをお勧めします。

<ビジネスでの活用について>

このサービスはビジネス活用の検討・評価を目的に開発されています。VRオンラインツアー、バーチャルライブツアー、遠隔現場検証、遠隔ロケハンなどでの利用が可能です。ビジネスでの活用についてはこちらにお問い合わせください。 

使い方

RICOH THETA V / Z1をご利用の場合は以下の手順でお使いいただけます。

RICOH THETA Xをご利用の場合はこちらをご参照ください。

手順「1. 準備」はRICOH THETAをインターネットに接続するための方法について、手順「2. 利用者とTHETAの登録 」は本サービスを利用開始に必要な準備について説明します。手順「3. VRライブチャットする」では実際に本サービスを利用する方法について説明します。手順1、2の準備が完了したのちは、手順3のみを行うことで、本サービスを利用することができます。


1. 準備

1-1. プラグインのインストール

THETAにプラグインをインストールするため、PCからリコーのプラグインストアに接続します。PCには事前にRICOH THETA基本アプリがインストールされている必要があります。PCから"Infomorph Live"プラグインの配布サイトを開き、「インストール」ボタンを押します。

以下ではRICOH THETA Vを想定して説明を行いますが、Z1でも利用可能です。

1-2. プラグインの指定

PCのRICOH THETA基本アプリを起動し、THETAをPCに接続します。RICOH THETA基本アプリのメニューから「ファイル」→「プラグイン管理...」を選択し、表示されるダイアログでTHETAとのUSB接続を確認して"OK"を押します。右のようなダイアログが表示されるため、ここで"Infomorph Live"をドロップダウンリストで選択して"OK"を押します。

THETAからUSBケーブルを取り外します。

1-3. THETAをインターネットに繋げる

RICOH THETA V / RICOH THETA Z1は無線LANルーター接続できます。無線LANルーターへの接続が完了すると、無線LANのLEDが緑色に点灯します。

詳しくは使用説明書(こちら)またはの動画(もしくはこちら)をごらんください。

一部のUSB-Ethernetアダプタを利用すると有線LANでインターネットに接続することも可能です。有線LANで接続中は無線LANのLEDは消灯します。


(オプション)THETAのスピーカーでは音量が小さいため、USBイヤホンやUSBスピーカーと接続することで、十分な音量で通話することが可能となります。

1-4. Infomorph Liveプラグインの起動(初回)

THETAを無線LANに接続し、無線LANのLEDが緑色に点灯していることを確認し、右側の一番下にある"Mode"ボタンを長押しします。

プラグインが起動するとシャッターボタンの上にあるLEDが白色に点灯し、"Live" LEDが青色で点滅します。

"Live" LEDが青色で点滅したら、再度"Mode"ボタンを長押ししてプラグインを終了します。

 2. 利用者とTHETAの登録 

2-1. 管理ページ(https://live.infomorph.jp)にブラウザで接続

2-2. "Create Account"と書かれた部分をクリック

2-3. Emailアドレスを入力し、"Next"ボタンを押す

2-4.名前(もしくはニックネーム)とパスワードを入力し、"Save"ボタンを押す

2-5.図の赤枠部分を入力、"Resister Device"ボタンを押す

THETAのモデル(V/Z1/X)を選択、シリアル番号を入力し、"Resister Device"ボタンを押します。

この例では、"RICOH THETA V"が選択され、シリアル番号は"00123456"となっています。シリアル番号がYL00123456の場合、先頭のYLを除いた数字部分のみを入力します。 

このページでは登録されたデバイスと対応するURLのリストが表示されています。デバイスとURLが対応づけられており、URLは"Revise URL"ボタンで変更可能です。

3. VRライブチャットする

3-1. プラグインを起動する

THETAの"Mode"ボタンを長押しし、Infomorph Liveプラグインを起動します。

上記の手順でTHETAの管理ページでの登録が正常に完了していると、プラグイン起動とともに自動的に通信が開始されます。

シャッターボタンの上にあるLEDは白色に点灯し、通信が開始されると"動画"LEDと"Live" LEDが青色、録画ボタンが赤色に点灯します。

3-2. ブラウザでURLにアクセスする

管理ページ(https://live.infomorph.jp)で利用しているTHETAに対応するURLにブラウザから接続すると、映像が表示され、通話が開始されます。



4. VR ゴーグル対応 (オプション)

VRゴーグルを利用して、閲覧することが可能です。AndroidスマートフォンのVR機能を利用する時は、Google VR service をインストールする必要があります。

5. FAQ

Q: 対応しているブラウザについて

WebRTCに対応したブラウザを利用する必要があります。利用可能なブラウザはMacOS / iOSではSafari、Windows / AndroidではChromeです。対応ブラウザの詳細はhttps://caniuse.com/?search=WebRTCを参照ください。